ひねもすのたり物語り

HSPとあれこれ

トイレットペーパー、三角折りするか?しないか?

忘れっぽいのが悩みの私。手にメモをするようにしているのだが、

その後様々なことが起こってしまったり、人と会話したり(これにとても神経を使うので頭がまっさらになってしまう)すると、しばらく気持ちが落ち着くまでメモを見ること自体忘れてしまう。頭の中で複数のことをピン止めしておくのが苦手なのだと思う(HSPでいうところのマルチタスク?)。

 

今日もまた伝達を忘れてしまった・・・。

選択肢としては A・電話をかけて伝える。

        B・翌日出勤の職員に謝罪&伝えてもらう

 

なのだが、こういう時決断できないのが『忘れっぽい以上に悩んでいること』である。

電話は基本緊急時などにかけるものなので、かけたら(しかも夜である)迷惑ではないだろうか? そういうことを相談すれば「要件によるんじゃない?」とも言われそうだが、その『要件』も判断が難しいのだ。

人によっては『その程度で電話かけないでほしい(実際言われたこともある)』と言う人もいれば、『ちゃんと伝えてほしい』と言う人もいる。

そして、どっちを選んだにしろ、『あーなんで自分はこうなのか』と反省しながら眠りにつくのだ(週末であれば休日の間ずっと引きずるので最悪である…(笑))

 

結果、《人によって良い・悪いの感じ方が違うことの判断が苦手》なのだろう。

 

例えば、初めて就職した職場でトイレ掃除をした時だ。

私はトイレ掃除をした後、トイレットペーパーを三角に折っていたのだが、ある時先輩から『触れるの嫌がる人もいるから折らない方がいい』と指摘されたのだ。

 

・・・・・・まじか!!!!!!!!

 

学校では当たり前のように『掃除完了の合図』『その方がきれい』と教わってきたのだが、言われてみればその部分は、誰かわからないが他人が手で触れた部分ではあるのだ。気になる人は気になるだろうし、その部分は使われず無駄となる(個人的には内側に巻き込めばよくないか?とも思うが)。

ともかく、それまでの三角折りを、それ以降きっぱりやめたのだ(まあ、楽なのでしなくていいならそれに越したことはない)

 

私としては、『今どきの子は三角折り知らないのね』『教わってこなかったのかしら』と言われるのが嫌できちんとやっていたつもりだったが、常識はその場・時代によって変わるのかもしれない。職場が変われば、三角折りが当たり前のところもあるだろうし。

 

なんにしろ、良かれと思ってしたことが実は余計なこと・迷惑だったのはものすごくへこむものだ。(苦手と知らずお菓子をあげてしまったり、気をつかったつもりが空回りしたり……は多い)

以来、判断が怪しいときは確認するようにしている。

 

 

確認する、と言えばもう一つ。

あまりに慎重になりすぎて、うまく相手の言葉を汲み取れないこと。

例えば

「手伝えることあれば仕事手伝います!」と言った時、

「大丈夫です」と返されたらどうするか??

 

おそらく①遠慮している と取る人が殆どで、もう一押しして一緒に作業するのだろう。

しかし、私の場合

②私の技量でできることがないのかもしれない

③一人でやりたいのかもしれない(私はこれがたまにある)

④もう終わるところなのかもしれない

 

といろいろ考え、そのもう一押しができない。

と言うより、もう一押しして「じゃあお願いします」と言われた時、

本当にその人は助かったのか?私の善意を汲んでくれただけか?本当は♪別に君の助けを求めてないけど~と思っているんじゃないか?

というとにかくめんどくさい考えが、ぐるぐる回ってしまうからだ。

 

手伝って欲しいのなら「助かります!お願いします!」と言って欲しいし、

「大丈夫」と断るのなら一人でやりきればいい。

 

日本人の性格なのか、「大丈夫」と言っておいて大丈夫でない人も多い。

また、「大丈夫」と言っておきながら手伝ってもらえないと「大変」と言う人も多い。

「大丈夫」と強がっておきながら「いいから手伝わせて!」と強引な優しさをもらうと「私は一人でやろうとしたんだけど、あの人が自分から手伝ってくれたんだよね」と素直に甘えられない人もいる。

 

 

 

まあすべて私なのだが(笑)

 

最近はようやくそんな考えに思い至って、大変な時には素直に手伝って欲しいと言えるようになり、また、「大丈夫」と言った時には弱音を吐かず一人でやりきるように意識している。

 

日々、判断に悩むことは多い。

自分なら?と考えても、他人は自分ではない(当たり前)ので、正解はすぐに出てこないし、予想や期待は裏切られることが殆どだ。

 

そうなると、『相手がどう思うか』より『自分がどう思うか?』を重視した方がいいように思える。

電話であれば、夜に電話をかけて迷惑をかけたくない なのか、

       かけた方が自分がすっきり休日を過ごせるのか。

手伝いであれば、その人を手伝いたいのか?

    →その人を気遣ってではなく『自分が手伝いたいのだ』とはっきり伝える。

 

そして、どちらにしろ選んだのなら後悔はしないように。

「やっぱりあっちにしとけばよかった」は次に生かすと考えて、

その件は考えない。もしそれでうまくいかなかったらその時は謝ればいい。

 

 

 

自分が思い悩むほど、まわりは思い悩んでいないものだ。   

 

 

 

1/10000×HSP

HSPの特性の一つでもあるのかもしれないが、

想像力がとにかくたくましい。

妄想力ではない。想像力だ。

「こうなってほしいなあ・・・」であれば幸せな気分にもなろうものだが、

「こうなるのではないだろうか」「こうである可能性があるな」「こうなったらどうしよう」は大抵ネガティブな方向に膨らんでいく。

心配や不安を、『深く考える』という特性でどんどん自分の中で勝手に増幅していってしまうのだ。

 

非HSPはどんな風に考えるのかわからないが、『考えすぎだよ~(笑)』『そんなことまで考えてたらなんもできないよ』とよく言われるので〝一般的・大多数〟より心配や不安が大きいのは間違いないと思われる。

 

かといってもちろん全てにおいて不安を思い描いているわけではない。

例えば、家を出た後

「コタツのスイッチを切ったか?」と、

「鍵を閉めたか?」であれば

タツ~の方が不安になる。ガスやストーブならともかく、コタツなら普通に使っている分には火災になることはまずなさそうだが、万が一の可能性もある。その場合、自分だけの被害では済まないのだ。

一方で、鍵のかけ忘れは私が被害にあうだけ。いや、だけじゃねーよ、おおごとだよ!

と突っ込みたくもなるが、それでも私にとっては私だけの被害ならその方がいいのだ。

 

車の運転も、怖い。必要に迫られれば運転すると思うが、そもそも苦手なうえに『事故』を起こすことばかり考えるので全自動運転(駐車も)の車が出るまで運転する気はない。ゴールドペーパー万歳だ。言わずもがなであるが、この場合も怖いのは「自分が事故で死ぬこと」ではなく、「他人に被害を与えてしまうこと」の方だ。自分が生き残ってしまったその先を考えるとどう考えても運転する気にはならない。自分も死んだとしても、家族のことを考えると少しでもそんな未来になる可能性は潰しておきたい。

 

このあたりで自分でも打ちながら「考えすぎだな」「そりゃ生きづらいわ」と笑えてしまう。でも『万が一』でも『一』と言う可能性がある限り、その想定もしてしまうのが私なのだ。

 

《他人に被害が及ぶこと・迷惑をかけること・不快にさせてしまうこと》

が私にとってものすごく〝大失敗〟なのだ。

だからこそ、返答一つに悩み、時間もかかってしまう。

言動一つに後悔し、「あれでよかったかな」と引きずってしまう。

相手の意見に合わせてしまう(相手が嬉しいならそれでいい)。

 

先日、コロナウイルス陽性の友人と会う機会があった。

会ったと言っても店先で1分ほど会話した程度だったのだが、以降しばらく悶々としている。万が一私が罹って死ぬ、それは仕方ない(もちろん死なないに越したことはないが)が、職場や家族・友人に言うべきか?

さすがにあの程度の接触では移らないだろう、と話題にもしなかったのだが、日が経つごとに『万が一、自分が無症状でも、菌を持っていて職場でクラスタが発生してしまったら・・・?』とまで考えてしまい、不安で仕方なくなった。ちなみに怒られるのも嫌いなので『なんで言わなかったの!』と言われるのも怖い。

 

自分で耐えられなくなり知人に話したところ、『もう会った事実は変わらないし、その後普通に過ごしてもいたんだから、今更考えたって仕方ない。そうなったときに考えよう』と言われ、スッと気持ちが軽くなった。

ただ、対策を考えないと気が収まらない性分なので、

ひとまず 万が一の可能性で感染して迷惑をかけた

         →転職の機会だと思って仕事を辞める!

というテンプレートだけ決めておくことにした。

それまでの過程や、その後のことは今は考えない。

うまくいかなかった時の行動の《第二候補》的なものを簡潔に考えておくことで、

万が一に対応しつつ、それ以上考えることをやめるきっかけにするのだ。

(この第二候補云々の考え方は、先日見某戦隊モノのグリーンが実践していた。子ども向けと侮れない・・・!(笑))

 

 

すぐに気持ちが浮き沈みしてしまうので、できるだけ心配事は心配しつつ、ある程度第二候補の対策「もしダメだったときはこうする!」を考えたら頭の隅に寄せておくようにしよう。

予測してても失敗するときは失敗するし、

予測できなくて失敗することもある。

 

不安や心配のせいで

さらに他のことがうまくいかなくなることだけはないようにしよう。

 

 

 

 

 

 

「大人」なあの人に憧れて・・・

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

久しぶりのブログです。

2021年が始まり、だらだらと過ごしてしまった年末年始休みと自分に嫌気がさしていて、「自分磨きを兼ねてなにか始めたい!!」と思っていたところ、知人からブログを続けた話を聞きました。普段何かにハマってもある程度できると満足してしまいやめてしまいがちな自分・・・。

①継続する力を養う!(『毎日』と言うとすぐ挫折しそうなので、週3以上目標!)

②パソコンのブラインドタッチと打つ速度上達!(スマホ→PCに変更)

③言葉でわかりやすく伝える!(とにかくまとめて話すのが苦手なので)

④自分の考察をして苦手や不安を克服!

 

なんといいことがこんなにあるじゃないですか!

楽しみつつ、無理せず。「やりたい」と思った時が始めるいいタイミングですね。

 

新しく始めるということで、古い記事はいくつか削除し、主にHSPに関連する内容のみ残しています。私自身同じ考えや悩みの人がいることをしってずいぶん救われたので、少しでもその役に立てればな、と思ったり。半分以上は自分の分析と記録のためだったり。もちろん人によって違うこと、当てはまらないこと当てはまることあると思いますので、受け入れられることだけ受け入れてもらえればと思います。

 

さてさて、PCで開いて気づいたのですが、『今週のお題』なんてあるんですね!!

大昔のブログ時代の『バトン』を彷彿とさせる(笑)

 

『大人になったなと感じる時』

私は自分が学生の頃から『大人になった』と自覚ないまま10年以上生きてしまっています。大人って何だろう・・・。何も変わっていない気がするなあ。

 

ただ、まわりの人を見ていて『大人でかっこいいな』と思う人は割といます。

 

〝人のことをいい意味で気にしない人〟

 

女性の職場なのでどうしても人間関係のあーだこうだがあるのですが、

「あの人とは気が合わないから」

「あの人はいつもちゃんとしているから」

「あの人とあの人は仲が悪いから」 などなど・・・

そういうのを気にしている人としていない人二分しています。

『大人だな』と思えるのはまさに一番最初に書いたブログを勧めて下さった方なのですが、とにかく対等に接する。仕事と割り切って仕事ができる。

日頃の姿関係なく良いところはしっかり見てくれていて、且つ嫌味なくほめてくれる。

だから、その人と話している人に出くわすと、いつもネガティブな愚痴を言ってるあの人も、怒っているあの人も穏やかな雰囲気でいるんですよね。

 

プライベートでの『好き・嫌い』の感情を交えてしまうより、そこは割り切ってしまった方がどう考えても仕事はスムーズにいくんです。

しかも、自分も心地よくいられる。

 

私は必要以上にまわりのそんな人間関係や気分や雰囲気をうかがってしまうので、

『大人な』その知人の人柄を目標にしていきたいなと思いました。

まわりはまわり。その人の苦手な部分は自分が補えばいいし、その分その人の方が得意な部分は手伝ってもらう。自分も見習う。

人間関係を気にしすぎずに(特に仕事は)自分の人生を楽しめるようになりたいですね!

 

それができた時、きっと『私も大人になったなあ・・・』と思うのでしょう。

 

 

・・・ま、まとまりがない・・・!

 

文章のまとめ方がへったくそだなあ(笑)

昔からそうだった・・・考えながらどんどん脱線していく。

 

今年の終わりには文章力がアップしていますように!

(あとタイトル付けもセンスないので上達しますように(笑))

 

 

 

 

 

 

 

男性が苦手×HSP

自分はノンセク(恋愛感情あり、性欲なし)なのか、

アセク(恋愛感情も性欲もなし)なのか、

男性嫌悪なのか、

潔癖なのか、

ビアンなのか、

本当に好きな相手に出会えていないだけなのか、

それ以外か。

 

どれかだとは思うんだけど、未だにわからずにいる。

ただ確実に『普通に恋愛、結婚、出産できる人』ではないなぁとはさすがに思う。

 

↑の、男性嫌悪(苦手)について考えてみた。

 

男性が苦手、っていうのは

最初てっきり「話すのが恥ずかしい」っていう感情かと思っていたけれど、考えていくうちにどうやら違うのではと分かってきた。

 

例えば、業者の男性、『パパ』や『おじいちゃん』とは普通に(なんなら饒舌に)話ができるのだ。

恋愛関係に発展しないからでは??異性として意識してないのでは??と思ったが、考えてみれば『婚活パーティーや合コンに来た男性』とも会話ができる。

 

一方で、職場の独身男性、友だちの旦那、彼氏とは接し方がわからない。恐らく相手からすれば「嫌われてる……?」くらいに感じるほどコミュニケーションが取れない。

 

学生時代も、今思い返せば中学3年くらいまではよく男子と話をしていたように思う。言い合いになって泣かせたこともあった(ごめんよタロウくん……笑)。

それが、多分そうだ。

よく喋ってた男子Tくんと、私の友だちが、高校に入りどうやら付き合い始めたと聞いたのだ。

 

私の中で、一気に

Tくんとは話してはいけない。

なぜなら友だちに悪いから。

Tくんのことが好きだと思われたら嫌われてしまうから。

 

となって、関わることがなくなった。

 

Tくんはとても個性的で頭が良く、私は軽口を叩きつつ尊敬もしていた。同性であったなら恐らく今も友だちとして連絡を取りあっていただろう(取り合っていたい)。

でも『異性』だったばかりに、

私は面倒事が嫌で、

接し方がわからなくて、

スイッチを切るように関わらなくなってしまったんだと思う。

 

それが最初かはわからないけど、

きっかけのひとつではあるのだろう。

 

それから、学校という閉鎖的な場所で、

思春期という時期に、

男子と楽しく話している=気がある

とすぐに変換されるのも怖かった。

実際は私が思っているよりそうではないのだけど。

 

周りから見て「○○くんのこと好きなんでしょ」

って決め付けられるのも

「私が好きな○○くんと話さないで欲しい」

って恨まれるのも

「オレのこと好きなのかな?でも、ねーわw」

って勝手に気があると思われて振られるのも

 

多分全部気にしすぎなんだろうけど

怖くて不安で嫌だったのだと思う。

 

それを考えると、

職場の独身男性→話してるのを聞かれて周りや本人から「好きなの?」って勘違いされるのが嫌

 

友達の旦那、彼氏→嫉妬、嫌われるのが嫌

 

なのは納得が行く。

 

合コン男性は、『そういう場』だから割り切れる。

普段と違うぶりっ子対応でもすれば女子サイドからは嫌われるだろうけど、「楽しく話して相手を見つけること」が求められているのだから遠慮は必要ない。むしろ話せない方が空気が悪くなる。

 

結局のところ、『第三者の目』を気にするかしないかなのだと思う。

 

そうなるとHSP気質(人のことや態度を気にしすぎる、考えすぎる)が全ての要因な気もする……笑

 

 

精神的な『男性が苦手』はおそらくこれが原因だと思うが、

物理的(?)な部分ももちろんある。

 

怒鳴ったり、横柄な態度、発言、暴力が怖いし

セクハラ発言や態度、下ネタを平気で発信されると気持ち悪いと感じる。

 

一般的に魅力的とされる、

よく言えば

『男らしくて強くてエロくて楽しい』

人がとにかく苦手だ。

 

HSPで関わってくるところは

・怒鳴り声や暴力シーン、大きな音が苦手

・人の感情に敏感、疲れる

だろうか??

 

HSPでももちろんそうした男性が好きな方もいるだろうし、結婚されてる方もたくさんいるはず。

だからHSPが全てとは言わないけれど、

少なからず関わっているのかもしれない。

 

それにしてもこの男性嫌悪(苦手意識)をどうにかしないと、

出会いも難しいだろうなぁ……と思う

 

結婚する未来はあるのだろうか??

(そもそもしたいと思っているかというところ……笑)

 

 

お祭りが苦手です

「お祭り見に行こうよ!」

夏に秋。そう誘われて友だちと行くお祭り。

山車に笛太鼓、踊り、掛け声。

押し流されるような人混み。

 

屋台の食べ物が目当てで行く私は、

正直『お祭り』の楽しさを微塵もわかっていない。

最近そんな自分にようやく気づいて、

随分ドライな人間だなぁとこれまた冷めた目で自分を見ている。

 

何が苦手なのか。

人混みは、確かに苦手だ。

ぶつかってくる人、匂い、

自分がじゃまになってないか?

はぐれないか?

知り合いにばったり会ったりしないか?

周りの人の会話や服装が耳や目に入ってくる。

情報処理に追われて、連れの友達との会話がままならない。

座りたいけど座る場所がない

ゴミを捨てる場がない

いろんなことが一気に入り込んできて、

ふと空を見上げると雲や月がキレイでホッとする。

 

山車や踊りのパフォーマンスを長く見ることも出来ない。

知り合いがいるのなら探すけれど

『そのもの』を楽しめない。

なんとなく、『祭りに参加してる人』と『自分』は別世界にいるんだなぁと一線を引いてしまっているのだと思う。

 

それは学生の時の『球技大会』や『文化祭』『体育祭』と同じ感覚。

あるいは、担任の先生をあだ名で呼んで、まるで友だちのように親しくしている同級生を見る感覚。

 

 

だから多分、羨ましさも少なからずあるのだと思う。

 

それと、子どもの時から『祭り』の印象はあまりよくなかった。

 

酒に酔って赤ら顔で盛り上がるおじさん達。

怒声のようなかけ声と笑い声。

 

夜布団に入った時に、遠くから聞こえる祭りの賑わいはとても好きで、それを聴きながら眠りにつくのはなんだか幸せだった。

 

出店に関しても、恐らく育ってきた家庭的に『むだなものは買わない主義』が根付いている。

外れれば100金で買えそうな要らないものが貰える500円のくじよりも、おいしい焼きそば買ってあげるよ

という家庭だった。

 

それに関しては今や全くなんの異議もない。

私自身、そう思ってる。

なので、友だちが500円も使ってくじや射的をするのをなんとも不思議な気持ちで見てしまう。

『その場のノリ』なんだろう。

それが『祭りを楽しむ』ことなんだろう。

外れても、いらないものが当たっても。

友だち3人のうち2人がやったくじを

「私はいいや」と断った私は、

それだから祭りを楽しめないんだろうなと思う。

でもそこでやりたくもないくじをした時、

その瞬間に『私』はいなくなり、

祭りを楽しめないどころか『祭り嫌い』になってしまうだろう。

 

余談だが、親戚と、その小学生の娘と出店に行った時のこと。

くじで確実に『ハズレ』を引いたその子を見てなんともいたたまれない気持ちになった。

その子の気持ちが凄くわかる。

「この中から選んで」と言われたハズレ景品は

恐らくどれもいらないんだ。

それでも貰わなきゃいけない

周りからの「残念」という憐れみの視線

慰めの言葉

「これ、かわいいんじゃない?」と勧められて貰うけれど、

そう言われたら気を使って微笑むしかない。

 

「これやる??お金出してあげるよ!」

と言われたキャラクターのフィギュアすくい。

やりたいなんて一言も言ってないけど、

そんな笑顔で言われたらとりあえずやってみる

けれどアンパンマンプリキュア妖怪ウォッチなんて、幼すぎて欲しいものなんてない。

興味のないものから、少しでも興味あるものを見つけよう。

そうやって見ていたら

「すごい悩んでる!」

と笑われた。

 

女の子の気持ちが、ひしひしと伝わってきてなんだか見ていられなくなった。

 

お祭りって何が楽しいのか

それをつきつめてしまった時、楽しくなくなるんだろう。

そういうことを考えず

盛り上がって、

楽しめればいいのだけど。

 

これで500円かぁとか考えた時点で無理なのだ。

 

いくら歳を重ねても祭りに参加する『あちら側』に私が行くことはない(行きたいと思わない)けれど、それでも

仕事を終えて太鼓や笛を練習したり

協力して毎晩山車を少しずつ作り上げていったり

終わったあとに「おつかれー!!!」と盛大に乾杯してビールを煽ったり……

 

そういう非日常に憧れもある。

結局のところ、羨ましいんだろうな。

でもやっぱり祭りは苦手だ。

彼氏を部屋に入れたくない私なりの理屈

 

先日、付き合って数ヶ月の彼氏さんから「部屋に行きたい」ニュアンスのことを言われました。

多分その瞬間の私の表情は全面『拒否』と書かれていたに違いない。

「汚いから」

「事前に言ってくれれば片付けてたのに」

「狭いし」

といろいろ焦って(たように見えたに違いない)理由をつける私。

 

しかし、言いながら「ん??」と思ったのです。

「え??じゃあ待って、事前に言われて片付けたら入れんのお前???(自問自答)」

そしてすぐに答えが出ました。

 

断固、入れたくない!!

 

最初に浮かんだのは彼氏に話していない『私』が部屋に溢れている問題。

そう、私はオタクで腐女子でキャラクター好きで捨てられない女。

そう書いて汚部屋のイメージされても困るので言っておきますが、人並みには綺麗ですよ!!料理もしてるよ!!

ただ、偏りのある本棚、蔓延る子ども向けキャラクター、枕元に積まれた不穏な小説、あちこちぶら下がるぬいぐるみ、ジャニーズのDVD、歌ってみたCD……一部の人にしかオープンにしてない『私』がとにかく多すぎるのです。

彼氏さんに限らず、部屋にためらいなく招けるのは両親(ただし腐モノは隠す)と姉さんと中高から付き合いあるオタ友だけな気がする。ほんと無理。

 

そして、もう1つ。

「なんでこんなに嫌なんだ?」

と思って考え尽くした結論。

 

『生活全部を見られる気がするから』。

 

私のアパートはよくある1K。

家賃にそんなにかけたくないので、そんなに新しいわけでもない。

部屋に入れば即キッチン。

冷蔵庫に食器棚。

同時進行でドア1枚隔てて風呂(脱衣場なんてない)。

洗濯機の横にはランドリーBOX。

一角を占めるゴミ分別スペース。

そして部屋に直結して、

入れば例の怪しい本棚、

タンス、コートかけ、

タツにベッド、

カレンダーに写真、

化粧品。

 

生活全部ですよ。

 

一人暮らしと考えれば当たり前だけど、

これ例えば一軒家(実家でもいい)に彼氏なり彼女なり来るじゃないですか。

家の中、全部屋見せます???

それに耐えられます???

いくら付き合ってるからと言って、

見せたくないところはある。

けれど1Kだと一軒家の全部がそこに詰まってて、

それを見せざるを得ない、ってことになるんですよね。

しかも実家なら『自分以外の家族』が作ってきた場所だけど、

一人暮らしだからもちろんいいところも悪いところも『自分』の所業。もうさ、見られてるストレスがハンパないよね……(この『見られてる』のストレスはHSPも関わってきそうだけど)。丸裸にされてデッサンモデルしてる気分。

 

最悪、やむを得ず部屋に入ったとしても「あ、これ好きなの?」とか「えー、これ何?」とか一切部屋のものにつっこまないで欲しいし、触れないでほしい。

 

まあ私が『誰を招いても問題ない』部屋にすればいいんだろうけどね。それかもういっそ2部屋あるアパートに引っ越して客間を作る!

そもそも部屋で二人っていうのも苦痛なんだけどね……人によるけど……パーソナルスペースだよね……

落ち着けるはずの部屋で落ち着けないのほんと辛いよね。

ゴロゴロしたいしアプリしたいし行儀悪い格好もしたい。

 

彼氏さんには申し訳ないけどしばらくこの部屋に入れる予定はありません。

が、人を招ける部屋にしようと少し決意したりもして。

 

まずはぬいぐるみと溢れてる小説かなー

 

生きづらさを感じてる人はHSPかもしれない。

HSP(ハイリー センシティブ パーソン)。

なんだか最近(前からだけど)ますます自己嫌悪とか人間関係のめんどくささとかメンタルとか考えてしまうことが多くて、本屋でつい買ってしまった自己啓発本みたいなのにそんな単語を見つけました。(しかし余談ですがこういう自己啓発本買うのくっそ恥ずかしいですね!!BL本の方がマシだわ!!と思ったほんと)

 

調べたらまさに腑に落ちた、というか。OLロスのせいだけじゃなかった。

今まで『要領悪い』『考えすぎる』『ダメなとこ多い』『人間としてダメでは??』『鬱かな??』『ネガティブすぎる』『卑屈』『ADHDにも割と当てはまる……』『努力が足りないのか』『やる気の問題かな』『こんなだから嫌われるんだ』とかもうとにかくいろいろ考えてたり簡単に出来る診断とかしてみてたんですが、HSPが一番しっくり来ました。

 

URLとか載せれればいいんだけどいろいろ記事もありすぎてめんどいというのが本音で、まあ『周りのことに人より繊細で過敏に反応してしまう』のが大元なのかな?

障害というより生まれ持った気質らしく、左利きの10%より多い20%(五人に一人)いるらしいです。びっくり。ちょっと安心。

HSPより周りのことを受け止めるフィルターが細かいため、いろんなことがひっかかって受けとめたり考えてしまう分、ストレスがたまったり、時間がかかってしまうみたいな例えがありました。

 

診断のための項目がいくつかあったのでもし思い当たることがある人、悩んでいる人はぜひやってみてください。

別にHSPということで『だから許してね』と他人に言い訳するつもりも擁護して欲しいわけでもなく、

今まで抱いてきた『なんで自分はこうなんだ』という苛立ちが和らいで、

自分だけじゃない、ちゃんと名前がある、直す必要は無いんだという安心感が持てました。

 

以下、個人的メモですが、

HSPチェック項目当てはまるなーと思ったこと

 

●他人の感情に影響されやすい

→されやすい。『他人の意見を汲み取りすぎて自分の意見がわからなくなってしまう』ってのもあってまさにそれ。と思った。相手が『いい』と思ったことが『=私の意見』になってる。不機嫌にさせてまで意見を通したくない

●5人以上での飲み会やイベントが苦手。人の輪に入れない。

→楽しめない。あの人喋ってないなぁ、楽しくないのかなとか、この人は今あの人の態度にイラついてるのかなぁとかそんなんばっか考えてしまう。

●遊園地、ショッピングモール、イベントなど大勢人がいるところが苦手

●一人でゆっくりする時間が必要

→できるだけ行きたくない。あと集団行動も苦痛。目的があるなら頑張るけど、離れて一人で休んでることも多い。

●びっくりすることがある

→これ、最初よく分からなかったけど、『音や匂い、光に過剰に反応してしまう』ってのもあって、思い当たる節が。

昔から踏切が怖いんです。渡る時いきなり『ッカンカンカン!!!!』ってなるのがとてつもなく怖くてビクッ!!てなってて、極力渡らないか、渡る瞬間頭の中で『カンカンカン』を鳴らしながらいつ来てもいいようにして渡ってた。爆竹とかもダメ。ホラーのいきなり来るやつもダメ(まあそれは大抵そうか)

光はそんなでもないけど音と匂いは結構敏感だと思う。あと電磁波とか。みんなそうかと思ってるけど比べようがないな。

●暴力シーン見れない。見たあとは引きずる

→これほんと関係あるの?って思ってたけどわかる。

時代劇の拷問とかれーぷとか暴力じゃないけどボクシングプロレスもあまり見たくない。『怒り』はほんと引きずった……ゲイの情事は大丈夫なんだけど(何の話)

●他人の痛みに共感したり、物語や動物、無機物に感情移入しすぎる

●想像力が豊か

→これこれこれ

おっさんずラブ(ドラマ)のことばっか考えてて仕事上の空なのはこれか!!!いや!!!あれはみんなそうだよね!!!うん!!笑

小説読んだ後とか切り替えできないので、感情移入しちゃいそうなのは休みの日にしか読まないようにしてる。

あと、服とかぬいぐるみとか棄てられない。(前ブログに書いたけど今合点がいったぞ!)ゴミ収集車に潰されたりほかのゴミと一緒にグチャグチャになったりするのを想像してほんと申し訳なくなる。

想像力に関しては『些細なことも人より重く捉えすぎて落ち込む』ってのも当てはまる。

●ガサガサした布の肌触りが嫌

→これもピンと来なかったけど、そういえば幼稚園の時のお遊戯会、唯一覚えてるのが『衣装の襟が安っぽい素材でとにかく痒くて気になって嫌だった』ことなんだけど当てはまるのかな。ほんとなんでみんな普通に着てるの!?って思った。あと服とかクッションとかぬいぐるみも肌触り重視。デザインよくても肌触りいやなら買わない。

●感情的な人、大声を出す人、緊張した空間が苦手

→わかる。としか言えない。怖い。どうにかしなきゃって思う、自分に向けられたものじゃなくても。

●涙もろい

●言いたいことをうまく伝えられない

→話してる途中で「あれ?ちょっとうんざりしてる……私の話し方下手なんだ」「あ、なんか話切り上げたがってる。急いでるのかな??まとめて伝えなきゃ」っていろいろ表情や態度からうかがってしまって(それが合ってるか妄想なのかはわからないけど)要領得ない話をしちゃったり結局何が言いたいの?になっちゃう

 

●他人の顔を覚えるのが苦手

→これはチェック項目にはなかったけど私がずっと悩んでる&自己嫌悪してることで、もしかしてと『HSP 顔を覚えられない』で検索してみたらHSPだという方がブログで書いてるのを見かけて。

曰く、顔を見る=気持ちを読み取ろうとしてしまう、あるいは『相手からも見られている』のが怖くて見れない→覚えられないのでは?という意見。なるほど。

ほんと、なんでみんな簡単に顔を覚えられるんだろう……これ一番辛いし嫌になるけどどうにも出来ない。

 

●見られている中で仕事が出来ない、力を発揮できない

→あー、これもだったか。と思うくらい当てはまった。

昔から絵を描くのが好きなんだけど、『得意なんでしょ??適当でいいから描いてよ!』って場面でほんと描くのが嫌で怖いから極力断ってきた。あと手作り体験?みたいなので『芸術といえば〇〇さんだよね!得意でしょこういうの!』って雰囲気の中で作るのホント苦痛で、あえて好みじゃない謎の作品作ってしまったことが何度かあったなー。

多分、期待されてる、期待に応えなきゃ、もし応えられなかったらどうしよう!どう思われるかな?って考えちゃうんだろうな(それもHSPの気質らしい)

●自然や音楽、芸術に深く感動する

→最近気づいたけどあんまりみんな自然物に「きれい」とか「やばい!」って言っても反応しないんだよね。そういうことか。空とか見る度目が離せなくなるけど

●空想好き(子どもの頃見えない友達がいた)

→さすがに見えない友だちはいなかったけど、割と本気で天気操れると思ってた

●痛みに敏感

→手術とか怪我とかほんとだめ……いやカッターで間違って手を切るとかならいいけどさ

子どもの頃から耳鼻科歯科で暴れまくってた。余計痛いっていうね……(想像力もあってよけい怖かったんだろうな)

●考えが跳ぶから話が伝わらないことが多い(HSP同士は伝わる)

→考え、ほんと跳ぶんだよね……飛ぶ??

『一つのことを深く考えすぎる』っていうのもあるんだろうけど

飛躍しすぎて結論だけだして「えっ?」てなる

間違ってる時も多い

●短時間で複数のことを頼まれるとストレスになる

→なる。パニックになる。ぜんぶ疎かになる。ひとつずつ丁寧にやりたい。料理は同時に出来る。

 

 

 他にもいろいろ思い当たる節はあって

 

複数でのカラオケが苦手だったり(気を使いすぎて、好きな歌というより場が盛り上がる歌、みんなが知ってる歌、前の歌に繋がった歌とかを入れてしまう、そもそも自分一人の歌を聞かせる場が苦痛(だってどう思ってるか気にしすぎてしまうから))、

グループLINEが苦痛だったり(返すタイミング、返し方、スタンプの使い方を悩んでるうちにどんどん進んでいく……疲れてしまう)、

買い物は1人の方がいい(友達と行くと、待たせてしまう罪悪感とか意見聞いてしまって買わない罪悪感とか店を合わせたりとか気にしすぎて結局何も買えない)、

 

 

そういうのもHSPに関係しているのかもしれない。

 

といっても結局はっきりとわかるわけでもないし、対処法があるわけでもなく、付き合っていく『性格』らしいので、

受け止めつつあまり思いつめないようにやっていきたいなぁと思います。