あたまの中の引き出し

備忘録のような分析のような日記のような

園での子どもが心配なお母さんに

保育園に通わせていると、『〇〇ちゃんがもう遊ばないって言った!!』『〇〇くんに叩かれた!』って家庭で子どもが泣きながら話すことも多いのではと思います。

 

先日Twitterでもそうしたお母さんの心配する声を見かけました。『何もしてないのに意地悪するとかひどい』『同じ小学校に行くのに不安。変えようかな』など。

 

保育士の視点から見ると、正直ちょっと待っていただきたい。

 

よく連絡ノートにも『昨日うちの子が〇〇くんに叩かれたと泣いていたのですが……』と心配されたお母さんが書いてこられます。園の状況、姿がわからないため心配するのは無理もないこと。そう聞いただけで『〇〇くんってどいつだ!!』『ひどいやつだ!!』ってなりますもんね。

 

でも大抵そうした場合『流れ』があります。

 

ぶつかって転んだのに、ゴメンネを言わなかった

使っているおもちゃを、気付かず取ってしまった

話を聞いてくれない

ままごとで遊ぼうって約束してたのに、他の子とお絵かきをしていた

 

などなど。

 

もちろん〇〇くんも悪いのですが、その前には必ず『うちの子』が〇〇くんと関わっているのが殆どです。

 

『何もしてないのに、』はよく子どもたちのケンカで出てくるセリフ。しかし実際聞けば、『何もしてない』ことはなく、『何もしてないつもりだけど、友だちを不快にさせてしまった』ことがわかります。

 

お子さんのいうことを信じるのは母親として百点満点、子どもだってお母さんが聞いてくれて、味方になってくれて安心します。

 

けれど、『〇〇くんはひどいやつだ!!!近づけないようにしなくては!!』『一緒に遊んじゃダメよ!!!』というのはもったいないです。

良くも悪くも名前が出てくる子はお子さんが興味ある子。関わりたいと思ってる子。でなければ傷つきもしないし、話題にしません。そして次の日にはケロッとしてなかよく遊んでいたりします。1度拗れると長い大人と違って、子どもの人間関係はそんなものです。

 

お母さんたちにしてほしいこと。

子どもが泣いて訴えてきたら優しく話を聞いてあげてください。

ただそれだけです。

一緒に〇〇くんを責めてはいけません。

 

『うちのお母さん、〇〇くん嫌いなんだよ』

 

そんな言葉を子どもから聞いたことがあります。

とても悲しくなりました。(その子自信は別に〇〇くんを嫌いじゃない、といいます)

 

考えてみてください。

他のお母さんが、お子さんを『嫌い』『一緒に遊ぶな』と家庭で言っていたら?

また、自分の母親が、自分の友だちを悪く言っていたら?

 

園の姿を知らない、

だからこそ『嫌い』と断言してはいけないですよね。

側面だけ見て『あの人嫌い』と偏見を持つより、

『あの人こういう所はすごい』と相手を認められる、相手のいいところを見つけられる

そんなお子さんにしたいですよね。

 

話は逸れてしまいましたが、園でのケンカは日常茶飯事。ケンカをして、『なんで怒っちゃったんだろう?』『こう言われたら腹が立つ、悲しくなる』『どうしたらまた仲良くなれるかな?』を学んでいます。

 

暖かくその心の成長を見守っていただければ、と思います。