あたまの中の引き出し

備忘録のような分析のような日記のような

優しいおじさん。

優しいおじさんから優しさを受け取ったのだが、お礼を言い損ねた。

朝出かけようとドアを開けたら、雪がガッツリ積もってたんです。隣の部屋の方は雪かきをした様子で、私の部屋(端)のドアの前だけ見事に雪。置いてるチャリも周りを雪で取り囲まれ「あー出すのめんどそう…」な状態。でもまあ急いでたしめんどいし、持ち上げて雪かき済んでる隣の方から道路に出れば…と思っていたら、向こうからスコップ持ったおじさんが。

同じアパートの方かな?くらいに思ってチャリを運び、跨いで行こうとしている間に、おじさんが無言でスコップを雪に差すのが視界に入った。

???

疑問に思いすぎて挨拶もし損ねたし、微妙な空気のまま出発。

もしかして雪かきされていない私の部屋の前(私のところだけなので結構目立つ)を雪かきしてくれようとしているのか??
「ありがとうございます」と言えばよかったのか??

躊躇ったのは私の自転車のとなりにもう一台自転車があって(もちろん雪に埋もれてる)、もしかしてその持ち主かという考えも過ぎったからだ。

その場合「ありがとうございます」「は?お前のためじゃねーわww勘違い乙ww」となるわけで(いや、あんな普通のおじさんがそんな言葉使うとは思わないけど)、かなり恥ずかしいよな…

結局お互い何も言わず。



…が、


四時間ほどして帰ってきて凹んでしまった。


あー…私の部屋の前、そしてチャリまでの通路が綺麗になっている…


隣のチャリはそのまま。

もしかして隣のチャリの人では、という考えは、私の部屋の前まで綺麗に雪かきされてることであっさり消えた。

優しいおじさん。

私がチャリを雪から救出するのを見ていたおじさん。



なんであの時一言言わなかったんだろう、と後悔しつつ、じゃあなんていえばよかったんだ?とも思う。

おはようございます、の一言でもいえばよかったかな

雪すごいですね

とか。


顔もろくに見れず(私の性格上)次どこかであったら気づけるかわからないけど、もし会ったら。またそういうことがあったら。今度はちゃんとお礼を言いたい。

それまではここで。

どこぞの優しいおじさん。

ありがとうございました。

きれいになったことはもちろん、あなたの優しさに嬉しくなりました。


この親切を別の人にも還元しようと思った、そんな休日のできごとでした。

おやすみなさい。